「プロフィール写真、暗いですね」
カウンセラーのその一言で、私は帰りの電車の中で窓の外をずっと見ていた。涙が出るわけじゃない。ただ、胸の奥に何かがじわっと沈んでいく、あの感覚。
婚活アドバイザーの言い方がきつくて、傷ついたことはない?
「条件が高すぎます」「これじゃ選ばれません」「お見合いの態度に問題があります」——そういう言葉を、婚活相談所のカウンセラーや仲人から受けた経験を持つ人は、決して少なくない。
私は6年間の婚活で、3社の結婚相談所を経験した。合計で受けたフィードバックは数え切れない。厳しい言葉もたくさんあった。最初の相談所では「もう少し現実を見てください」と言われて、その夜ひとりで部屋の中でうずくまっていたこともある。
だから言えるんだけど——「言い方がきつい」という感情と、「言われた内容が正しいかどうか」は、全然別の話なんだよね。
この記事では、婚活アドバイザーの言い方がきついと感じた時に知っておきたいことを、私の失敗だらけの体験も交えながら正直に書く。
傷ついた気持ちを否定したいわけじゃない。ただ、その先に進むためのヒントを一緒に考えたい。
- 婚活アドバイザーの言い方がきつくなりやすい「理由」がわかる
- 傷ついた時の「フィードバックの仕分け方」がわかる
- 続けるべきか、アドバイザーを変えるべきかの「判断基準」がわかる
- アドバイザーを「味方」にする付き合い方がわかる

2022年に36歳で成婚、現在結婚4年目
マッチングアプリ5つ・婚活パーティー12回・結婚相談所3社で6年間活動
→お見合い47回・真剣交際8人を経て、IBJ加盟相談所で成婚
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婚活アドバイザーの言い方がきついのは、ある意味「普通」だ

まず最初に、これだけは言っておきたい。
婚活アドバイザー(カウンセラー・仲人)から厳しい言葉をかけられた経験を持つ人は、思っているよりずっと多い。
「私だけが言われたんじゃないか」と思っている人は、安心してほしい。
婚活相談所で活動する人のかなりの割合が、一度は「言い方がきつい…」と感じている。
なぜアドバイザーはきつい言い方をするのか。感情論で語る前に、まずその構造を知っておこう。
婚活アドバイザーが厳しいことを言う理由3つ
理由①:短期間で成婚に導くために、現実を伝えることが仕事だから
婚活アドバイザーの仕事は、会員を「気持ちよくさせること」じゃない。成婚させることだ。
成婚するためには、現状の問題点を正確に把握して、改善しなければならない。
だから、友達には絶対に言えないことを言う立場なんだよね。
「プロフィール写真が暗い」「条件が高すぎる」「話が一方的だ」——これらは、友人や家族には言いにくいけど、成婚に向けて必要な指摘だったりする。
アドバイザーが言わなかったら、誰が言うの?って話でもある。
理由②:同時に何十人もの会員を担当しているから
大手結婚相談所のカウンセラー1人が担当する会員数は、多い場合で80〜100人にもなる。
その中で、個々の感情に細かく配慮しながら言葉を選ぶ余裕がない状態になりやすい。
言い訳にしていいわけじゃないけど、「この人、なんでそんな言い方するんだろう?」と疑問に思った時、「めちゃくちゃ忙しい中で言っているのかも」という視点も持っておくと、少し楽になる。
理由③:「婚活」という感情的なテーマは、指摘が刺さりやすい
転職のキャリアカウンセラーに「この職務経歴書は弱い」と言われても、そこまで傷つかない人も多い。でも婚活アドバイザーに「このプロフィールじゃ選ばれません」と言われると、ぐさっとくる。それは、婚活が「自分自身を見てもらう活動」だから。
プロフィールを否定されると「私という人間を否定された」と感じやすい。これは構造的なことで、あなたが弱いわけじゃない。婚活アドバイザーからのフィードバックが特別刺さるのは、それだけ婚活が「本気の場」だという証拠でもある。

でもさ、高い料金払ってるんだから、もう少し丁寧に言ってくれてもよくない?俺だって傷つくんだけど。



その気持ち、わかるよ。でもね、「言い方が丁寧かどうか」と「言っている内容が正しいかどうか」は別の話。傷ついた感情はいったん脇に置いて、言われたことの中身だけ評価する癖をつけると、婚活が加速するんだよね。
「きつい言い方」でよくある言葉と、その裏にある本音
実際にアドバイザーからよく言われる「きつい言い方」を、その裏にある本音とセットで見てみよう。
| 言われた言葉 | アドバイザーの本音 | 改善の方向性 |
| 「プロフィール写真が暗い」 | 最初の印象で弾かれている。写真1枚で結果が変わる | プロ撮影を検討する |
| 「条件が高すぎます」 | マッチング率が著しく下がっており、お見合い数が増えない | 条件の優先順位を見直す |
| 「お見合いの会話が続かないんじゃないですか」 | お断りの原因が当日の会話にある可能性が高い | 会話練習・事前準備を強化する |
| 「もっと積極的に動いてください」 | 待ち姿勢のままではチャンスが減る一方だ | 自分からお見合い申し込みの数を増やす |
| 「そのファッションセンスは…」 | 第一印象への投資が足りていない | プロのスタイリストや婚活向けコーデを参考にする |
表現はきつくても、これらのフィードバックは「改善すれば成婚に近づく宝のことば」だったりする。問題は言い方じゃなくて、内容が正しいかどうかだ。
傷ついて当然。でも、言い方と内容は分けて考えよう


ここで、一番大事なことを言う。
婚活アドバイザーのきつい言い方に傷ついた、という感情は100%正常だし、否定しなくていい。「もう少し優しく言ってほしかった」という気持ちも、全然おかしくない。
でも、「言い方がきつかった → だから言われた内容も間違い」という結論には飛ばないでほしい。
これ、すごく大事なこと。傷ついた感情が強いほど、私たちは「あの人の言うことは全部おかしい」と結論づけたくなる。
心を守るための自然な反応だ。でもそこで内容まで捨ててしまうと、改善のチャンスを逃すことになる。
「フィードバックの仕分け」をしてみよう
言い方がきつくて傷ついた時、試してほしい4ステップがある。
傷ついた直後に「あの言葉は正しかったか?」を考えるのは無理。まず1日、感情のまま過ごしていい。泣いてもいいし、「あのアドバイザー最悪」と思っていい。感情は感情として、いったん出し切る。
「何を言われたか」を言葉にして書く。「プロフィール写真が暗い」「条件を下げるべき」など、具体的に。書くことで、感情から切り離して内容だけを見やすくなる。
ここで言い方は評価しない。「プロフィール写真が暗い」という指摘は、客観的に見て当たっているか?第三者(信頼できる友人)に写真を見せて意見を聞いてみてもいい。
「内容は正しかった」と判断したことだけ改善する。内容が間違っていたり、根拠がない指摘なら、気にしなくていい。言い方が悪くても正しい内容は活かし、内容が正しくない指摘は受け流す——これが「フィードバックの仕分け」だ。



つまり、「言い方がきつかったかどうか」と「改善すべきかどうか」は、別々に判断するってことですね。なんか、感情的にならずに済みそう。



そう。でも「感情的にならなくていい」じゃなくて、「感情は感情として出した後で、内容を冷静に評価する」の順番が大事。最初から感情を抑えようとすると、むしろ消耗するから。
人事のプロが実践する「批判的なフィードバックの受け取り方」
私は会社員として人事・採用担当の仕事をしている。年間200名以上の面接をこなす中で、「批判的なフィードバックをどう活かすか」は日常業務だ。
面接官の立場から言うと、フィードバックを上手に受け取れる人と、防御モードに入る人では、その後の成長速度がまったく違う。婚活でも同じだと思う。
私が実践しているのは「感情メモ」と「行動メモ」を分けることだ。
- 感情メモ: 「あの言い方はきつかった」「傷ついた」「もっと優しく言ってほしかった」→ 気持ちを書き出して、発散させる
- 行動メモ: 「プロフィール写真を撮り直す」「条件の優先順位を考え直す」「次のお見合いで意識すること」→ 改善できることだけを書く
フィードバックを「攻撃」として受け取るか、「データ」として受け取るか。この違いが、婚活の進み方を大きく変える。
それでも「言い方がきつい」と感じる時——続けるか、変えるか


「フィードバックを仕分けして、内容は活かす」という姿勢を持てたとしても、それでも「やっぱりこのアドバイザー、合わない気がする」と思う時はある。
感情的に「嫌だから変える」でも、義務感で「我慢して続ける」でもなく、ちゃんとした判断基準を持って決めてほしい。
続けるべきケース vs 変えるべきケース
私が3社の結婚相談所を経験した上で感じた、「このアドバイザーなら続けるべき」と「これは本当に変えたほうがいい」の線引きを正直に書く。
- 言い方はきつくても、内容に具体的な根拠があり、改善策を提示してくれる
- 言い方は雑だが、お見合いの質・数をしっかり出してくれている
- 面談後に「自分が変わるべきポイント」が毎回明確になる
- 少しきつくても、その後の活動で結果(仮交際・交際)につながっている
- フィードバックの内容が曖昧で「もっと頑張れ」しか言わない
- 「あなたには向いていない」「難しいですよ」と後ろ向きなことを繰り返す
- 外見や年齢を繰り返し指摘する(改善できないことを攻め続ける)
- 相談しても返事が遅い・面談の頻度が月1回以下
- 「こんな人でも成婚できた」と他の会員と比較して傷つけてくる
- あなたの「こうしたい」を全否定して、自分の方針だけを押しつける



「変えるべきケース」をよく見てほしい。共通しているのは「改善策がなく、ただネガティブな言葉を言われ続けている」こと。きつい言い方でも、内容に具体性があれば続けていい。ただ傷つけるだけなら、それは問題だ。
アドバイザーを変える前にやること——相談所内での担当変更を申し出る
「このアドバイザー、やっぱり合わない」と思ったとき、いきなり退会する前にやってほしいことがある。
担当変更のリクエストを、相談所に出すこと。
ほとんどの結婚相談所では、担当カウンセラーの変更を申し出ることができる。「言い方がきつくて傷ついた」という理由でOKだ。相談所側も、会員に辞められるより担当変更で続けてもらう方が当然いい。
担当変更を申し出る時の言い方に迷う人も多いから、使いやすいフレーズを用意しておいた。
「担当の○○様には丁寧に対応いただいているのですが、私の性格上、フィードバックの伝え方でモチベーションが左右されてしまうようで。別の担当の方に変えていただくことはできますか?婚活の成果を上げるために、自分に合ったコミュニケーションスタイルのアドバイザーさんの方が活動しやすいと感じています。」
担当変更でも解決しない場合は、相談所を変えることを検討する。ただし、相談所変更は入会金や費用がかかるため、慎重に判断してほしい。
婚活アドバイザーを「味方」にする付き合い方


ここまで「きつい言い方への対処法」を話してきたけど、実はもう一段上の話もしておきたい。
婚活アドバイザーとの関係は、「怖い監視者に言われたことをこなす」ではなく、「プロを使い倒す」という姿勢で臨む方が、圧倒的に成果が出やすい。
アドバイザーは婚活のプロだ。成婚に向けたノウハウ、お見合いの相場感、相手への条件の現実感、プロフィールの作り方、成婚した人の共通点——こういった情報を持っている。
受け身でいるのは、ものすごくもったいない。
アドバイザーに「うまく話してもらう」3つのコツ
コツ①:面談前に「今回聞きたいこと」を3つ書いて持参する
何も準備せずに面談に臨むと、アドバイザー主導の時間になりやすい。
「今月お見合いが0件だった理由を聞きたい」「プロフィールのどこを改善すべきか聞きたい」「次の1ヶ月の行動計画を一緒に考えたい」——この3つを書いて持っていくだけで、面談の質がまったく変わる。
コツ②:傷ついた時は正直に「その言い方は少し…」と伝える
これ、意外とできる人が少ない。でも相手もプロなら、言われたら修正してくれるはずだ。
「先生のおっしゃることは理解できるんですが、言い方で少し傷ついてしまって。同じ内容でも、こういう伝え方の方が私には入ってきやすいんですけど」と伝えてみよう。
ちゃんとしたアドバイザーなら、次から変えてくれる。
コツ③:「どう改善すればいいですか?」を毎回必ず確認する
問題点を指摘されたら、「どう改善すればいいですか?」と必ず聞く。
これをしないと、「問題がある」という情報だけが残ってモヤモヤが続く。
改善の具体的なアクションを引き出すことで、指摘が「攻撃」から「ガイドライン」に変わる。
「活用できているアドバイザー」の会員が実践していること
私が3社目の相談所で成婚退会できた大きな理由のひとつは、担当のTさんをとことん使い倒したことだ。
お見合い後は毎回「今日の振り返り、30分お時間もらえますか?」と頼んだ。
プロフィールが変わるたびに「これでどう思いますか?」と見てもらった。
月に1回は「最近成婚退会された方は、どんな変化があって成婚に至ったんですか?」と成功事例を教えてもらった。
受け身でいた最初の2社での活動と、この姿勢で臨んだ3社目では、明らかに活動の質が違った。
- お見合い後の振り返りを自分からリクエストする
- プロフィールの改善案を提案してもらう頻度を増やす
- 成婚した先輩の話を聞かせてもらうよう頼む
- 次の1ヶ月の行動計画を一緒に立ててもらう
言い方がきつくないアドバイザーに出会いたいなら——相談所選びが9割


ここまで「きつい言い方への対処法」を話してきたけど、実は一番の解決策は「最初から丁寧なコミュニケーションをしてくれるアドバイザーがいる相談所を選ぶこと」だ。
アドバイザーの言い方がきつくなりやすいのは、個人の性格もあるけど、相談所の「文化」と「担当人数」に大きく依存している。
言い方がきつくなりにくい相談所の特徴
- カウンセラー1人あたりの担当会員数が少ない(目安:50人以下):余裕があるほど、丁寧なコミュニケーションになる
- 初回面談を無料で受けられ、カウンセラーとの相性確認ができる:入会前に「この人と合うか」を確認できる相談所は信頼できる
- お見合い後のフィードバック面談が定期的に設定されている:振り返りの機会が多い相談所ほど、改善が具体的でサポートが手厚い
- 担当変更の申し出が可能:会員の声に柔軟な相談所は、全体的なサポートの質が高い傾向がある
私が3社目の相談所を選ぶ際に重視したのも、まさにこの点だ。
カウンセラーの担当人数、面談の頻度、担当変更の可否——この3つを無料相談の時点で必ず確認した。
サポートが手厚い相談所の代表格として挙げておくと、ツヴァイは専任のマリッジコンサルタントがお見合いから交際中のアドバイスまで伴走してくれる。
IBJメンバーズはプロポーズまで担当が変わらないのが強みだ。
サンマリエは熟練の仲人が人柄・相性を見てお相手を選んでくれるスタイルで、システム任せにならない温かみがある。
あなたに合う相談所を選ぶなら、ここを比べてみて
無料相談で必ず確認すべき3つの質問
どんな相談所を選ぶにしても、無料相談の場で必ずこの3つを聞いてほしい。
担当カウンセラー1人が担当する会員数は何人ですか?
50人以下なら○。100人を超えるようなら、サポートが手薄になりがちだ。「担当人数が多いと、正直コミュニケーションが雑になりやすいですよね」と率直に言ってみて、どんな反応をするかも見てほしい。
お見合い後のフィードバック面談はどのくらいの頻度で行いますか?
「お見合いの度に必ず振り返り面談がある」相談所が理想。「必要に応じて」という曖昧な答えの場合は、実際にはほとんど振り返りがない可能性がある。
担当変更は可能ですか?
「可能です」と即答できる相談所は信頼できる。「ケースバイケース」「基本的には…」という返答は、実際には難しい可能性が高い。
まとめ——婚活アドバイザーの「言い方」に、一喜一憂しなくていい


婚活アドバイザーの言い方がきつくて傷ついた時、その感情は全部正しい。我慢する必要はないし、否定しなくていい。
でも、その先もちゃんと知っておいてほしい。
この記事のまとめ
- 婚活アドバイザーのきつい言い方は「普通」の範囲内にあることが多い。言い方と内容を分けて考えることが大事
- 傷ついた時は「24時間感情を置いて、内容だけを評価する」フィードバックの仕分けを試してみよう
- 続けるべきか変えるべきかは「内容に具体性があるか」「改善策を提示してくれるか」で判断する
- 退会前に、まず担当変更を申し出るという選択肢がある
- アドバイザーを「使い倒す」姿勢が成婚への近道。受け身でいるのはもったいない
- そもそも「サポートが手厚い相談所」を最初に選ぶことで、言い方問題のリスクを下げられる
よくある質問(FAQ)
婚活アドバイザーがきつくて泣いてしまった。続けるべき?
泣くほど傷ついたなら、まず気持ちを優先してOK。1〜2日休んでから、言われた内容を冷静に振り返ってみて。「内容は正しかった」と思えるなら続ける価値あり。ただ傷つけられるだけで改善策がないなら、担当変更か相談所変更を検討しよう。
アドバイザーに「言い方がきつい」と伝えても大丈夫?
大丈夫。むしろ正直に伝えた方がいい。「おっしゃることは理解できるのですが、言い方が少し…」と伝えることで、アドバイザーも気づいて改善できる。プロなら、会員の感情に配慮したコミュニケーションに切り替えてくれるはず。
担当を変えてもらうにはどう言えばいい?
「○○様には丁寧に対応いただいているのですが、私の性格上、コミュニケーションスタイルが合わず、活動のモチベーションに影響が出てしまっています。担当を変えていただくことは可能でしょうか?」と、相手を責めず、自分の問題として伝えるのがスムーズ。
6年間婚活してきた私が言えることは、「婚活アドバイザーの言い方がきつかった日も、お断りが続いた月も、全部無駄じゃなかった」ということ。
傷ついた経験も、悔しかった経験も、今の私の婚活の話に厚みを加えてくれている。
あなたの婚活を、私の失敗で少しでも近道にできたら、それで十分だ。


